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北海道インテリアプランナー協会
私が現在勤めている藤城建設は個人の戸建て住宅を手掛けている地域密着型の工務店です。普段、設計から施工までの工程をお客様と打合わせしながら現場管理をしている私の立場からお話させていただきます。
インテリアプランナーとは、建築士とインテリアデザイナー、インテリアコーディネーターを掛け合わせたようなものだと思います。つまり、お客様一人ひとりの生活に応じたインテリア空間の提案、そのための建築設計、また予算計画までを取り仕切る幅広い仕事なのです。
心地よい光
初回の話で予算が150万浮いたら…という話をしてきましたが、今回は予算をかけなくとも空間に彩りと豊かさを与えてくれるというお話をしたいと思います。
光には自然光(太陽の「ひかり」)と人工の光(照明の「ひかり」)があります。どちらもインテリア空間に大きな影響を与えます。例えば人工の光には狭い角度で強い光を放つハロゲンランプや光の柔らかい蛍光灯、白熱灯などいろいろなものがあります。ただ単純に明るくなればいいというものではなく、どこをどれぐらい明るくしたいのか、どのような光の広がりを期待しているのか、リビング、寝室、トイレ、キッチンなど室内空間の違いによって適した光を検討していく必要があります。
店舗設計の分野では照明デザイナーらに依頼して「ひかり」の計画を立てていくこともあります。一般の戸建て住宅でそのようにする人はほとんどいませんが、照明デザイナー以外にインテリアプランナーも照明計画が出来ますので相談してみてはいかがでしょうか。一般のお宅で今でも多いのが、部屋の天井の真ん中に蛍光灯シーリングライトを配置して一灯で済ませる方法です。もちろんそれが悪いというわけではありません。均一に明るくしてくれる万能な照明のように思われがちですが、意外とそうでもないのです。
例えば、子供部屋では壁際にある勉強机までシーリングライトの光が届かず不十分だったり、また、本を開くにも人の影になることもあることからスタンドライトを使っているのではないでしょうか。つまり、勉強するときや読書のときに知らずと「ひかり」の使い分けをしているということなのです。仕事のときの「ひかり」、リラックスするときの「ひかり」、読書をするときの「ひかり」、遊ぶときの「ひかり」、いろいろな場面があります。これからはもっと生活スタイルに応じた「ひかり」の活用をしてみてはいかがでしょうか。
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一灯で明るくするということは、器具自体が大きくなってきます。12畳タイプだと直径約80〜90cmにもなります。かなりの大きさです。
キッチンでは最近の流行なのか、シンクの上に吊戸棚を設けず天井をすっきりと見せる傾向が多いようです。せっかくスッキリとした天井に、ゴロンとした大きな照明器具をつけたくない。そんな時はダウンライト(天井に埋込む照明器具)を使ってみるのもお洒落(しゃれ)ではないでしょうか。このライトは一つでは明るさが足りませんので、3、4台並べて集中配置するのがよいでしょう。普通の照明とは一味違う雰囲気が楽しめます。また、もう少し詳しく説明すると、ダウンライトはその名の通り下に落ちる光なので天井面は照らしません。空間としてもっと広がりを持たせるためには、壁付けのブラケットライトを設け、壁と天井を照らすことが有効になってきます。白い壁ですと、より広がりが生まれるのです。
実は以前、こんな失敗がありました。それは、照明プランを決めた後に玄関の内装の色が変更になったのですが、かなり濃い色へと変わってしまったため「ひかり」が吸収されてしまい、想像していたよりも明るさが不足してしまったのです。内装の素材によって照明器具のみならずランプも選択する必要もあるのです。
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次は、太陽からの「ひかり」をデザインしましょう。ひかりの入り方によって空間の表情はガラリと変わってきます。同じ寸法の窓でも取り付ける位置、高さを変えるだけで入ってくる光がまったく別の働きをします。例えば天井付近の場合、遠くまで直射日光が届きますし、天井付近まで明るく広がりが出てきます。室内から見た場合も景色は高い空しか見えないので逆に内部からの広がりが生まれます。また、床付近にある窓も効果的なのです。床に反射したひかりが部屋中に広がりを持たせてくれます。窓は取付ける位置を変えるだけでは金額も変わりませんので、ひかりの変化や視覚的な変化をもっと楽しみましょう。
光の取り入れ方から生まれる陰影が「ひかり」をいかします。陰影をつけることによって、空間に深みと立体感が生まれるのです。必要なところに必要な光量を計画できれば無駄な出費を抑えることができ、それでいて個性的な空間、落ち着いた空間を演出することが出来るのです。
熊谷 幸雄 くまがい ゆきお |
有限会社 藤城建設(フジキケンセツ)札幌市東区中沼町33番地(モエレ沼公園東側) |































